Discovery 655 とDiscovery640 E の比較

VS

5月11日に紹介したBluetooth ヘッドセット 「PLANTRONICS Discovery 655」について，少し調べてみました．

私が愛用している Discovery 640 はすでに生産終了となっているようなので，現行機種の Discovery 640E との比較をしてみました．

Discovery 640E は，専用ハードキャリングケースと，NOKIA、Sony Ericsson、SIEMENS、MOTOROLAの各海外携帯に対応した携帯電話用充電アダプターが付属しないだけで，Discovery 640とスペックは同等です．

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Discovery 640E

- 本体質量 : 約9g
- バッテリー : リチウムイオン内蔵
- 通話時間 : 最長5時間
- 非通話時の乾電池ホルダーによる充電でトータル最大15時間の通話を実現.
- 待機時間 : 最長70時間
- マイク部 : 全方向性
- 対応プロファイル : ヘッドセットプロファイル（HSP）またはハンズフリープロファイル（HFP）Bluetooth Ver1.2準拠（Ver1.1下位互換）
- 操作 : 発着信、音声転送、音量アップ/ダウン、電源オン/オフ、マイクミュート（マイクのON/OFF）
- 画期的な充電システム：付属のACアダプターによる充電だけでなく、専用キャリングポケットと乾電池ホルダー（単4乾電池用）の組み合わせにより場所を選ばず充電が可能.

※Discovery 640には、NOKIA、Sony Ericsson、SIEMENS、MOTOROLAの各海外携帯に対応した携帯電話用充電アダプターが付属（Discovery 640Eには付属していません）.お手持ちの携帯電話のACアダプターでも充電が可能.
（Vodafone 802SE、Vodafone 702NK、Vodafone 702NK IIで動作確認済）



Discovery 655

- 本体質量 : 約9g
- バッテリー : リチウムイオン内蔵
- 通話時間 : 最長3.5時間
- 非通話時の乾電池ホルダーによる充電でトータル最大10時間の通話を実現.
- 待機時間 : 最長80時間
- マイク部 : 全方向性
- 対応プロファイル : ヘッドセットプロファイル（HSP）またはハンズフリープロファイル（HFP）Bluetooth Ver2.0準拠（Ver1.2、1.1下位互換）
- 操作 : 発着信、音声転送、音量アップ/ダウン、電源オン/オフ、マイクミュート（マイクのON/OFF）
- 画期的な充電システム：付属のACアダプターによる充電だけでなく、専用キャリングポケットと乾電池ホルダー（単4乾電池用）、ミニUSB充電アダプタなどの組み合わせにより場所を選ばず充電が可能.

※Discovery 655はマルチポイントには対応していません.

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以上から，Discovery 655 の最大の特徴は，デジタル信号処理（DSP）テクノロジーによって騒音レベルを減少させ、よりクリアーな音質で通話を実現している点にあると言えます．


また，Discovery 640 Eと比べて待機時の消費電力は抑えた設計になっているようですが，DSPテクノロジーの搭載が災いしてか，連続通話時間が短くなっています．


重量，大きさや使い勝って等は Discovery640 Eと変わらないようですが，Discovery 655 は，マルチポイントテクノロジーを採用していないので，複数の携帯やコンピュータとのペアリングは同時にできません．


したがって，複数の機器をペアリングし直すこと無く，切り替えて使いたい場合には， Discovery 640E の方が良いでしょう．


反対に，ペアリングしたい機器が1つだけで，とにかく音質を重視する場合は，Discovery 655 の方が優れていると言えます．



私の場合は，702NKⅱとMacBook を同時にペアリングさせているので，現在使用中の Discovery 640 がベストチョイスということになります．


Discovery 655 は，ミニUSB充電アダプタ、ミニUSB充電ケーブルが標準で付属していますが，これは，Discovery 640 の場合でも3,780円で追加購入すれば使用できます．



実際に毎日使用していると，付属のACアダプターは使わなくなってしまいます．


充電ポケットに入れたまま，Tシャツの襟やスーツの胸ポケットにペンのように挿して携帯しているので，常に乾電池から充電されているためです．


毎回乾電池を購入していると，コストがかかりすぎるので，私は「単4形eneloop2個＋急速充電器セット」を毎日充電して使用しています．



また，Discovery 640 は，DSPテクノロジーを搭載してはいませんが，音質は良好で特に不満に思ったことはありません．



なお，Discovery 640 E とDiscovery 655 のメーカーが公表している動作確認機種（携帯電話）は，以下のとおりです．

au
W52T、W44T、W41T、W32T、W31T、W21T、A5504T
DoCoMo FOMA P903i、P902i、P902is、M702iS/iG、M1000、NM850iG、F900iT

Nokia 7600

WILLCOM WX310K

SoftBank
702NK、802SE、705SC、804SS、703SH、703SHf、705SH、802SH、804SH、810SH、811SH、902SH、903SH、904SH、905SH、910SH、911SH、705T、803T、902T、903T、904T、910T、804N、705P

※このリストには入っていませんが，X01HT でも使えるようです．